2019年は、台風などで停電・断水など、非常食の大切さを身近に感じた人は多かったのではないでしょうか。
長期保存が可能なものも多くありますが、どのように管理していますか?
- 日ごろの食材ストックを多めにして非常食にしている
- 非常食はそれ単体としてしっかり必要分管理している
管理法は家庭によって様々とは思いますが、必要な時に期限切れで使えないなんてことになれば、笑えません。
期限が切れないように管理や入れ替えが必要ですよね。
管理方法の選択肢の一つに株主優待を利用したらどうか??
株主優待を始めるにあたっては、投資をするためのリスクやリターンを学んでから行うことが大前提ですが、
それを踏まえた上で、非常食管理に株主優待を取り入れることについて考えてみました。
非常食管理につかえそうな優待内容は?
優待といえば、もらえる内容は企業によって異なりますが、とても多岐にわたりますね。
- 飲食料品
- 食事(割引)券
- お買い物券・プリペイドカード
- 宿泊券や交通旅行券
- テーマパークの割引券
- 日用品・家電製品などの品
- 株主優待オリジナル商品
非常食の管理に使えそうなジャンルは2つ。
①飲食料品ジャンル
飲食料品ジャンルには、地域の名産品や、お米、お肉など日ごろから嬉しい内容のものも多いです。
そんな中から、
缶詰、カップラーメン、水、お茶、防災食品セットなど、非常食に使えそうな飲食料品を優待にしている企業があります。
これは直接的に非常食にできるのでは?!!!
②お買物券・プリペイドカード
商品券の場合は、「自社製品の購入」に使える割引券などが挙げられます。
非常食を買うための「資金」をつくるために使えると思います。
間接的なものになるので、まずは単純な①の飲食料品ジャンルから攻めるのがいいかな?と個人的に思っています。
株主優待での非常食管理につかうメリットとデメリット
資産運用は優待投資に限らずリスクのあるものです。
優待投資に非常食管理という要素を取り入れた場合のメリット・デメリットを挙げました。
メリット1:あえて長期保存可能な食品で揃える必要がなくなる
賞味期限が1年~3年のものが中心ですが、それより少し割高で5年などの長期保存が可能な食品も多く出回っています。
1年間の非常食費に換算すると、長期保存ができるものの方が少し割安に管理できるケースも少なくありません。
しかし、長期保存できるということは、保存料は・・・?
味は・・・?
私は、病院勤務経験があり、非常食管理も行いました。
長期保存食の入れ替えも経験しています。
やはり、味はちょっとクセのあるものが多い印象で、可能な限り短期保存で資金に無理なく在庫回転できるものがあれば最強、と感じていました。(あくまで主観)
株主優待を取り入れると、年1回、多くて2回など入れ替えが可能なので、多少期限の短いものでも非常食候補に組み込むことができるのがメリットだと考えます。
メリット2:非常食の期限管理ミスのリスクが減らせる
非常食は賞味期限が1年以上、長くて5年など長期管理です。
どうやって管理しますか?
数年後のカレンダーに記入しますか?
非常食管理用のスケジュール表を印刷しておきますか?
カレンダーを用意できたとしてもどこに書いたか忘れたり、管理表を見忘れたりすることで、気づいたら期限が切れていたというリスクもあります。
株主優待を使うとどうでしょうか?
株主優待は、企業ごとにもらえる月が決まっていて、毎年同じ時期にもらえます。
つまり、送られてきたときに非常食の入れ替えをすれば、非常食の管理が自然にできます。
スケジュール管理忘れの回避ができます。
忙しい毎日に追われ、ついつい後回し・忘れがちなことも、送られてきたら入れ替えればOKというのは気持ち的に楽。
非常食のうちの一部に優待を取り入れると「非常食の入れ替え時期だ!」と思い出すことができ、メリットが十分発揮されるのが嬉しいところです。
注意
投資する企業ごとに優待がもらえる月が異なります。
投資先を途中で変更する場合は、期限が切れないよう管理が必要です。
メリット3:非常食費の節約
数日分・家族全員分の水と食料を用意するとなると、それなりにお金もかかります。
株主優待で非常食を用意すると、数か月や数年に1度の非常食費を捻出する必要がなくなります。
デメリット:優待内容が変わることもある
株主優待とは、企業が株主へのお礼として行っているものです。
企業の都合で内容が変わることもあり得ます。
非常食がもらえると思っていたのに、別物に変わってしまった・・・なんてことも無いわけではありません。
保有株のニュースには目を通して、変わってしまった場合は必要なければ株を売却することも必要です。
まとめ
優待投資の中には、非常食に向いている缶詰や水などを贈呈してくれる企業もある。
非常食の管理の要素を組み込むと、期限の管理負担が減るメリットがある。
しかし、大事なのはここからではないでしょうか。
現実的に考えて本当に非常食の管理に使えそうな銘柄は見つかるのか?!
貰える優待内容の賞味期限や、資金、リスクの少なそうな銘柄はあるのか??
問題は少なくありません。
理想に見合ったものは見つかるのか?
現実的に無理なものなのか?シリーズ化して銘柄紹介をしていきます。
非常食優待銘柄シリーズ
-
デリカフーズHDの適時開示、優待はどう変わるのか?~利回り計算してみた~
2020年8月12日、【3392】デリカフーズHDから、優待の適時開示が発表されましたね。 株主優待制度の一部変更に関するお知らせ 中長期に保有してくれる株主を大事にしていくことを目的に改正したそうで ...
-
非常食がもらえる優待銘柄|【1909】日本ドライケミカル
非常食優待シリーズも今回で第5弾です。 非常食がもらえる銘柄は私が探しただけで、今のところ15銘柄発見できています。(2020年8月現在) これらの銘柄の株を保持していくことは現実的に考えてメリットは ...
-
非常食がもらえる優待銘柄|【3167】TOKAIホールディングス
こちらの記事では、非常食の管理を株主優待ですることが理想であるという話をしました。 実際にどんな銘柄があるのか? 私が探しただけで、今のところ14銘柄発見できています。(2020年7月現在) これらの ...
-
非常食がもらえる優待銘柄|【6592】マブチモーター
非常食の管理を株主優待で行ってみたらどうか? こんな発想から始まった非常食銘柄シリーズです。 実際にどんな銘柄があるのか? 私が探しただけで、今のところ13銘柄発見できており(2019年12月現在)、 ...
-
非常食がもらえる優待銘柄|【7635】杉田エース~チャート分析してみた~
非常食がもらえる優待銘柄の第2弾、【7635】杉田エース。 貰える優待内容や、必要資金などについてはこちらの記事で紹介しています。 個人的には、どんなに良い優待内容だからと株を保有し続けても、 株価が ...