Tポイントを個別株運用に使えるネオモバは、
とっても低資金から投資を開始できるのでおススメです。
実際に私も開設をしました。(ネオモバ口座開設編はこちら)
株を購入する過程や、注意点についてまとめた記事はこちら→「ネオモバ個別株購入編」
この購入編では、【8591】オリックスの株を1株Tポイントのみで購入しました。
今回は、保有していたオリックス株1株を決済したので、「保有株の売り方」についてまとめます。
■この記事でわかること■
- ネオモバ単元未満株の実際の「売却」注文の仕方
- ネオモバ証券取引するにあたっての補足
- 単元未満株を「より適当に」決済するためのポイント
1.ネオモバ単元未満株の実際の「売却」注文の仕方(図解)
ネオモバサイトのログイン後のTOP画面に、保有している銘柄が表示されます。
①売りたい保有銘柄名の右側にある「>」マークをタップ
②画面を下にスクロールし、「この株を売る」をタップ
注文内容の確認を行います。
①いつ取引が完了するのか表示されますので確認しましょう。
②注文内容を確認します。
見積価格として、S安値(値幅制限の下限)で取引された場合の価格が表示されます。
★PW入力箇所の少し上に、「現在表示されている市場や価格と異なるもので約定する場合がある 」とあるように、この見積もりは必ずしも正確とは言えないので注意しましょう。(第3項にて解説します。)
③取引PWを入力します。
④内容がよければ「注文を確定する」をタップ
注文完了画面に移ったら完了です。
「注文一覧(当日)へ」から内容を1度確認しておくとよいでしょう。
2.ネオモバ証券取引するにあたっての補足
補足1:ネオモバで取引した投資商品は課税対象
ネオモバの初期登録時に、「ネオモバ側へ株などの利益に関する確定申告をお任せ」した人は、取引完了時に課税分(20.315%の所得税と住民税)が引かれます。
確認方法は以下の通りです。
①トップページサイドメニューをタップ
②注文一覧(履歴)をタップ
③特定口座損益明細をタップ
④表示期間を指定
譲渡益税徴収額合計として、税金として引かれた金額が表示されます。
補足2:利用したTポイントの売却後は現金に変わる
Tポイントで株の個別株が購入できるネオモバですが、株売却後はTポイントではなく、現金として保有資産に入ります。
つまり、株売買を通して、Tポイントを現金化することができます。
もちろん、現金として引き落とし銀行口座へ移すことも可能となります。
3.単元未満株を「より適当に」決済するためのポイント
単元購入した株を売る場合は、約定(取引成立)タイミングや、希望価格、特殊な注文など売却方法も多岐にわたります。
しかし、単元未満株を購入した場合の売り注文では、「売り注文を出す日時」しか選択できません。
約定(取引成立)のタイミングや、希望の価格などは何も選ぶことができないのです。
つまり、「自分が予想したよりも安値で売却された」なんてことも起こりうる、ということです。
この条件下で売り注文を出し、「より適当に」決済するためにポイントは3つ。
ポイント1:単元未満株の取引きタイミング
注文を出す時間によって決まっている約定タイミングは、3パターンに分けられています。
単元未満株の注文と約定時間 | |
注文時間 | 約定のタイミング |
0:00~10:29 | 当日の後場始値 |
10:30~21:29 | 翌営業日の前場始値 |
21:30~23:59 | 翌営業日の後場始値 |
当日のうちに約定させるためには、0:00~10:30に注文を出す必要があります。
それ以降は注文を出しても翌日にならないと取引してもらえません。
ポイント2:売るときの株価の見積もり方
注文を出すタイミングにより、約定時間が分かれば、「売れるかもしれない価格帯」は知ることができます。
値幅制限のルールから、前日終値をもとに当日変動しうる価格幅が決められているので、それを参考します。
ルールを知らない人はリンクを貼っておくので是非、「株取引の基礎~値幅制限ってなに?~」をご覧ください。
実際にオリックスをもとに説明をします。(2019/09/24を当日と仮定します)
前日(2019/09/23)終値 1735.5円
9/24の値幅制限 1335.5円~2135.5円
9/24に約定する場合は、1335.5円~2135.5円の間で取引されると予測することができます。
ポイント3:最適な注文時間
ポイント1から、注文時間と約定タイミングが決まっている。
ポイント2から、前日終値をもとに、当日約定する価格帯を予測できる
ことはご理解いただけたと思います。
これらのことから、正しく見積もった価格で約定させるための適切な注文時間は、前日の引け後15:00以降から当日10:29まで。
その間なら、「前日終値」をもとに当日の値幅制限から売れる価格帯を見積もることができるからです。
10:30~14:59に注文を出しても、取引されるタイミングは翌日となってしまうので、売れる価格帯を見積もることができません。
つまり、注文を出すタイミングは、前日の引け後15:00以降から当日10:30までに注文を出すと、もっとも適当に決済することができるでしょう。
【ネオモバ】サイトのトップ画面には、保持中の株の現在の評価額と評価損益が表示されます。
しかしそれは「今」の価格時点での評価損益であるので架空のものです。
それをもとに出る利益を見積もると
「自分が予想したよりも安値で売却された」
「利益があるはずだったのにマイナス損益になってる」
という事態になります。
予想を外さず、確実に利益をのせて決済するためには、値幅制限下限の価格で見積もりましょう。
ポイント1~3を踏まえると「こんなはずじゃなかった!」を回避でき、最適なトレードができます。
まとめ
口座開設編、個別株購入編に続き、今回の売却編でネオモバ取引の一連についての解説しました。
Tポイントを利用して個別株を1株から買えるネオモバですが、単元未満の取引では注文方法に制限があることがわかりました。
保有中の評価額に惑わされず利益を見積もり、取引タイミングのルールを踏まえてトレードをしましょう。
初心者には、資産運用のはじめの一歩として低資金で始めることができる非常に貴重なサービスです。
株の購入の一連の流れやルールなどを学びつつ、資産を守りながら増やす方法を模索していきましょう。