発育ビタミンと呼ばれるビタミンB2。
成長期に大事なのはもちろんですが、それ以外にも大事な働きがあります。
SOS信号もわかりやすいので症状に出てきたら「不足しがち」栄養に認定して積極的に摂ってください!
今回も、お食事のポイントなどについてまとめました。
ビタミンB2の多い食品
緑黄色野菜、きのこ、魚、たまご、納豆、乳製品、など様々な食品に含まれています。
ビタミンB2の多い食品と含有量(mg)
緑黄色野菜には種類により差はありますが、100g当たり0.1~0.2mg程度は入っています。
摂取推奨量(一部抜粋)
男性:18~49歳1.6mg、50~69歳1.5mg 女性:18~49歳1.2mg、50歳以上1.1mg(妊婦は付加量あり)
日本人の食事摂取基準(20115年度版)より
ビタミンB2のはたらき
- 脂肪をエネルギーに変える
- エネルギー代謝にはたらく(身体のありとあらゆる代謝を助ける)
- 皮膚、爪、髪などの健康維持。
- 成長ホルモンの合成、発育に関与
不足すると・・・
成長期の子供の場合は、成長が止まることがありますので、しっかり摂取できるよう気を付けてあげる必要があります。
大人の場合は、目、唇、舌などの粘膜や皮膚にトラブルが出ます。(口角炎、口内炎、肌荒れ、脂性肌、枝毛、目の充血など)
ビタミンB2の特徴
- アルカリに弱い(ベーキングパウダーを使用したものの食べすぎ注意)
- 熱には強いので、加熱してもOK。
- 腸内細菌によって合成されます。
抗生物質、精神安定剤、経口避妊薬など長期服用で腸への負担がかかると不足してしまいます。
- 納豆菌もビタミンB2をつくるので大豆製品は少ないビタミンB2ですが、納豆のビタミンB2含有量はとても多いです。
- 水には溶け、体内に大量のストックはできない。
食事でのポイント
- 代謝を滞りなくするためには、こまめな(毎食)摂取が必須。
- 脂っこい食事を摂るとビタミンB2がよりたくさん必要になります。そんな時は、脂分の少ない野菜を増やして補給しましょう。サプリを使用するのもおススメです。
- パン食が習慣化している人はビタミンB2が壊され不足しがち。症状が出ている場合は「こめ食」の頻度をあげパン食(ベーキングパウダー)は控えるなど対策が必要です。